精神分析的な観点
精神分析的な観点について考えていきます。
精神分析的な観点って?
精神分析的観点とは何でしょう。「〜的」というのは、「〜」の状態を帯びると言えるかと思います。精神分析の状態を帯びる観点。では、精神分析とは何でしょうか。
精神分析とは、S. Freud (1856-1939)が発見した、ある人が普段意識していない自身のこころの領域を知っていく作業と言えるかと思います。その方法として、ある人は精神分析家の元で週に5日1時間近くカウチに横になり頭に思いついたことを何でも話す自由連想という方法が取られます。精神分析家はその自由連想をこころの中で体験しながら、自由連想された事柄の共通する感覚や思考を考え、その発見を言葉にします。ここまでは古典的な方法ですが、現代ではより2人相互のやり取りが重視されています(このことは後ほど)。
週に5日精神分析家の元に通いカウチに1時間近く横になる。何だか結婚したのに実家に毎日ご飯を食べに通うようです。良いものは得られるかもしれないけれど、通うのは少し疲れる部分があるかもしれません。近くに実家があれば通いやすいですが、近くにあるとは限りません。同様に精神分析のオフィスも近くになければ通うことは困難です。また、費用もかかります。
そこで精神分析の頻度を低くする流れができてきました。例えば、週に1〜3日です。様々な定義はありますが、これらを精神分析的心理療法と言い(週1度は力動的心理療法とも言います)、週に4〜5日通う精神分析と頻度によって呼び名を変えています。
頻度が違うとはいえ、基本的に自由連想を基にある人の世界を考えていくことは変わりません。このような何かが起きていく過程をこと細やかに体験し考えていくことを本サイトでは精神分析的観点と言うことにします。
ここまでお話したことだけでは上手くイメージができないかもしれません。ご自身が精神分析/ 精神分析的心理療法を体験されることをお勧めします。